会員様インタビュー

[2017-06-22] 「会員様インタビュー」 No.009[株式会社フレッシュグループ 代表 森 靖一様]

「会員様インタビュー」 No.009[株式会社フレッシュグループ 代表 森 靖一様]

本日の会員様インタビューは、今をときめくイケメン農家集団「フレッシュグループ」代表の森靖一さんです。
ということで先日森さんたちの本社にお邪魔して参りました。

 

事務局:「森さん本日はよろしくお願いします。」
森さん:「はい、よろしくお願いします。」


事務局:「それでは早速ですが、森さんの生い立ちから伺ってよろしいですか?」
森さん:「生まれは奈良県でして、実家が八百屋をやっていたのですが、商店も不況の波を受けて厳しい時期が何度かあり、
『野菜をどうやってビジネスにしていくか』について実践で学びたい、という想いから、卒業後は『証券会社』に勤めました。
そこでは、株や先物取引などの金融商品の営業をする毎日で、お客様のところに出向いては株の話は一切せず、
いつも野菜の話ばかりしていました。いつしか、両親から『これからは自分でものづくりをしていかないと負ける』とアドバイスをもらい、
2009年に、当時淡路島で事業展開されていた「パソナチャレンジファーム」に応募し、農業の仕組みを1から学んできました。
そこでは「何もないところから何かを生み出すという苦しみとできたときの達成感」を農業生産で学び、「野菜の販売・流通の
ノウハウ」を実践しながら学ぶことができ、さらに「観光農園」の仕組みも学ぶことができました。でもそこで一番得たのは
『志を共にする仲間と出逢ったこと』ですね。
その後2012年2月にパソナ農援隊という組織になり、『自分たちで独立してやろう』ということで2013年4月に今のメンバー
で『フレッシュグループ』を立ち上げました。


事務局:「森さんの野菜にかける情熱のルーツは実家の八百屋にあったのですね。最近は法人化されたとか。」
森さん:「はいそうなのです。これまでは任意団体として活動してきましたが、取扱高が増えるなかで、さらなる雇用
拡大と取引先からの信用を得るためにも2015年4月に株式会社化しました。」

 

事務局:「ありがとうございます。続いての質問ですが、森さんたちがされている活動は一言でいうとどんなことでしょうか」
森さん:「はい、『農家の新しいかたち』をつくることが私たちの活動です。これまでの生産だけの役割を担うだけでなく、販売、
体験型の観光農園、食を通じた教育、BBQを絡めたレジャーなど、生産だけにとどまらずこれからの時代の『農家の新しい
かたち』を自分達で実践しながらモデル化をすすめています。
このビジョン達成は1つの農家だけではできませんのでグループを組んで連携しながら推進しています。」

 

事務局:「なるほど、それが農家グループであるゆえんなのですね。次に皆さんどんな想いで仕事をされているか教えて
頂けますか?」
森さん:「はい、『関わる全ての人々の豊かさを向上させる!!』という想いで活動しています。農家は価値のある農作物
を生産し、流通店・販売店は価値の高い商品を売ることで利益を得、消費者は美味しい料理を頂くことで価値ある
瞬間を楽しむ、という風に私たちが作る食材でみんなが豊かになるという想いで日々仕事をしています。」

 

事務局:「ありがとうございます。ちなみに『競合他社との圧倒的な違い』はどういったところにありますか?」
森さん:「私たちのこだわりは大きく2点あります。1点目は『淡路島でしかつくれないものを作る』こと。
自然豊かで気候の良い淡路島で育った『牛の牛糞や鶏の鶏糞』、さらに流れの速い潮流によりミネラル豊富な海水で
育った『栄養分豊富な海藻』など、『淡路島の島の恵み』を活用して『淡路島でしかつくれない農作物』を作っています。」
「2点目は『手間とコストをかけて、他がやりたがらないことをやる』こと。他の農家がやりたがらないことにこそ競争優位性の
高い商品だと考えていますので、私たちはあえてそこにチャレンジしています。例えば「ミニニンジン」などがそうなのですが、
本来ある程度の大きさがないとベルトコンベアにのらないので、一般的にはある程度大きくならないと収穫しないのですが、
私たちは小さいサイズの段階で収穫し、手作業で手間をかけて梱包・出荷をしています。」

 

事務局:「ありがとうございます。それでは最後に、今後の展望について教えてもらえますでしょうか。」
森さん:「『農家の新しいかたち』をつくる』活動を続けながら、『地域周辺の自然環境を守る活動』も行っていきます。
例えば『棚田の自然景観を守るために水田での稲作を普及させる活動』を行ったり、『山林を守るために果樹を育てる
活動』を行うことで、淡路島の自然環境の保護に少しでも貢献できるような農家でありたいと考えています。」

事務局:「森さん本日はお忙しいところありがとうございました。今後も引き続きよろしくお願いします。」

 

淡路島で他社が作らない野菜を作り続ける農業集団
「フレッシュグループ淡路島」
〒656-1501 兵庫県淡路市尾崎1116番地1
TEL:0799-70-4232
FAX:078-330-4147
E-mail:awaji@freshherb.jp
HP:http://www.freshgroup.co.jp/

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