会員様インタビュー

[2017-06-29] 「会員様インタビュー」 No.015[千年一酒造 上野山善彦様]

「会員様インタビュー」 No.015[千年一酒造 上野山善彦様]

今回の会員様インタビューは、淡路市の仮屋漁港近くにある老舗酒造メーカー

「千年一酒造」にお邪魔して、この度取締役になられた上野山さんに

インタビューさせて頂きました。
 
事務局:「上野山さん本日はよろしくお願いします。」

上野山さん:「こちらこそよろしくお願いします。」

事務局:「最初に上野山さんが現在に至るまでの経緯について簡単に

教えて頂けますでしょうか。」

 

上野山さん:「はい、淡路島の洲本で家業として洋服店を営む家に生まれ、

幼少期を過ごしました。大きくなり、家業を継ぐことになったのですが、

近隣に大型店や郊外店が次々とオープンし、『このままではこの商売を続けて

いくのは厳しい』と考え、地元淡路島に今後宿泊施設が増えることを予想し、

リネンサプライの会社を立ち上げたのですが、2004年の台風23号による大洪水

の被害などにより店舗が被害を受け、自店だけでは商売を続けることが

できなくなったことから、神戸にある大手のリネンサプライの会社で5年間

『淡路島地域のリネンサプライを扱う責任者』として仕事をしてきました。

そんな中、叔母が嫁いだ『千年一酒造』から声をかけて頂き、

働きはじめたのが、6年前となります。」

 

事務局:「上野山さんありがとうございます。そのような経緯があったの

ですね。では続いて、上野山さんは今どんな想いで仕事をされてますで

しょうか。」

上野山さん:「私はもうとにかくこの明治の時代から続く古い酒蔵の佇まいが

好きで、叔母や社長に大変お世話になったこともあり、

『この酒蔵を後世に残していきたい』『杜氏が作る旨い酒をもっと多くの人に

飲んでもらいたい』という想いで日々仕事をしています。」

 

事務局:「本当に雰囲気のある見事な酒蔵ですよね。ありがとうございます。

では次に、千年一酒造さんの競合他社に対しての圧倒的な強みを教えて

ください。」

上野山さん:「そうですね。『小さな蔵だからこそ小ロットでの新商品開発や

新しいことへのチャレンジができる』というのが一番の強みと考えています。

『いい酒を造る』のは当たり前の時代ですので、老舗の良さは残しつつ、

常に新しいことにも目を向けて商売をしないといけない、と考えています。

島内の酒蔵が極端に衰退していった現代において、これ以上島内の市場の

拡大は厳しいかなと考え、島外の顧客をターゲットとし、

その一つとして観光客に『利き酒体験』をしてもらうことで

千年一酒造の酒の味と雰囲気とストーリーを知ってもらい、一人でも

多くのファンを増やしていく、ことに全社をあげて注力しています。

今後はもっと島外の飲食店さんでも『千年一酒造の酒』を扱ってもらえるように

頑張っていきたいと思います。」

 

事務局:「上野山さん、お忙しいところ本日はありがとうございました。」

飲食店の皆さまで『千年一酒造』さんの日本酒・梅酒等に興味ある方はぜひ

お問合せください。漁師町ならではの『漁師に好まれる旨みのある酒』が

特徴です。


「千年一酒造」

所在地:〒656-2311兵庫県淡路市久留麻2485-1

連絡先:0799-74-2005

http://www.sennenichi.co.jp/

お問合せはこちらまでどうぞ。
EMAIL:sake@sennenichi.co.jp