会員様インタビュー

[2017-06-02] 「会員様インタビュー」 No.002[平野製麺所 平野拓治様]

「会員様インタビュー」 No.002[平野製麺所 平野拓治様]

◆続いての会員様インタビューは、南あわじ市福良で心のこもった「淡路手延素麺」を打ち続ける

「平野製麺所」さん。
現代から遡ること約180年前、淡路島南あわじの漁師町「福良」のとある漁師が

三重の伊勢参りの帰りに奈良の三輪地方で出会った素麺の魅力に惚れ、2年間かけて素麺作りの修行を

して習得し、淡路島に持ち帰り、漁師の冬場の副業として広まったのが始まりと云われる

「淡路手延素麺」。伝統的な"手延べ製法"にこだわり、じっくりと時間をかけてコシの強い素麺を

造りあげる製麺所も現在では17軒と激減しています。その中で

「食べて美味しいのは勿論、安心してお召し上がり頂きたい」という想いから、

"合成添加物を一切使用しない"製法にこだわり続けながらも、新しい試みにも果敢にチャレンジしている

「平野製麺所」の「平野拓治様」です。

 

・事務局 :「御社の事業をわかりやすく一言で教えてください。」
・平野さん:「"手延べ干麺の製造販売事業"です。素麺以外にもうどん、ひやむぎ、そば、パスタなどの麺も製造していますので。お客様に「安全・安心かつ美味しい手延べ麺を味わって頂きたいので、全ての商品において『合成添加物』は一切使用していません。」

 

・事務局 :「平野さんはいつもどんな想いで仕事をされていますか?」
・平野さん:「私で4代目になるのですが、常に『先代を超える味をつくる』『これまでよりももっと良い商品をつくる』という想いで、コシのしっかりした美味しい麺を作る上でかかせない「(麺を足と手で延ばす)小引き」「(麺を延ばすために2つの棒にかけた麺を手作業で2本の細い棒を使用して1本1本さばいていく)門干し」といった機械で行えば1/4程度になる作業を日々手間暇かけて丹念に手作業で行っています。」


平野製麺所さんの手延べ製麺の工程はコチラをご参照ください↓
https://www.youtube.com/watch?v=Lt2cQMayyEs

・事務局 :「御社の特徴とも言える商品を教えてください。」
・平野さん:「『芽かぶそうめん・芽かぶうどん』です。素材の味をしっかりと出すため、淡路島の鳴門海峡で獲れた「芽かぶ」を練りこんだ麺で、口に含むとほんのり磯の香りが広がる自慢の商品です。
しかも食物繊維が100gあたり約3g(通常の素麺は約0.7g)含まれていて体にも良いのが特徴です。」

 

・事務教:「そういえば農水省が推進する『フードアクションニッポンアワード』に入賞された商品がありましたよね。」
・平野さん:「はい、おかげ様で2012年に『手延べそうめんうずしおの華』、2013年に『淡路島の手延べうどん』、そして昨年2014年には、昔淡路島ではそうめんを三杯酢で食べていたことに由来し玉ねぎ酢を入れた『べっちゃない淡路だしの素』と3年連続で入賞することができました。」
※「べっちゃない」とは淡路弁で「大丈夫だ。問題ない。かまわない。」という意味です。

・事務局 :「平野さんお忙しいところありがとうございました。最後に、今後どんな事業者さんと連携したいと考えられていますか?」
・平野さん:「そうですね、これからも新しいことにチャレンジしていきますので、ジャンル・業種問わずご縁のある方と連携していきたいと考えていますので皆さんよろしくお願いします!」

ということで南あわじの福良にある製麺所にお邪魔して平野さんの麺づくりにかける想いを伺うことができました。ご興味ある方はぜひお問合せしてみてください。

 

「平野製麺所」
〒656-0502
兵庫県南あわじ市福良乙650-2
TEL:0799-52-1618
FAX:0799-52-5618
Email:hirano5618@nifty.com

http://mekabumen.ocnk.net/