会員様インタビュー

[2017-08-09] 「会員様インタビュー」 No.029[竹原物産株式会社 代表取締役 竹原正記様]

「会員様インタビュー」 No.029[竹原物産株式会社 代表取締役 竹原正記様]

今回の会員様インタビューは、「『淡路島産玉ねぎ』の本物の味をたくさんのお客様に

末永く食べて頂きたい』という想いで、南あわじ市に拠点を構え、

玉ねぎの生産から貯蔵、選果、加工、販売までを一貫して行っている『竹原物産株式会社』

3代目代表取締役の竹原正記社長にインタビューさせて頂きました。

 

事務局:「竹原社長、本日はお時間を頂きありがとうございます。早速ですが、

竹原物産さんが現在に至るまでの経緯を含め、竹原社長の生い立ちから教えて頂けます

でしょうか。」

竹原社長:「1972年にこの辺りの南あわじ市賀集、まわりを玉ねぎ畑に囲まれた家に生まれ、

小中高校までは淡路島内、剣道とサッカーをしながら、釣りに夢中になる少年時代を

過ごしました。父が弊社の2代目代表であり、いずれ自分が3代目を引き継ぐことになって

いたので、高校卒業後は大阪の追手門学院大学という大学経済学を専攻し、

経済学を学んできました。

ちなみに弊社竹原物産は、祖父が戦時中に兵庫県西宮で立ち上げた会社でして、

当時商売をしていた西宮が空襲にあい、地元である淡路島に移ってきて、淡路島の玉ねぎ

の販売を始めたのが最初となります。

その後世の中の需要に合わせて『玉ねぎのソテー加工』を開始し、私が大学を卒業したころ、

父が2代目の代表に就任しました。

そして私が卒業後竹原物産に務めることになったのですが、若干25歳の私が任された仕事が

アメリカのとある会社との共同事業でアメリカに設立した『オニオンソテー』加工場での技術指導

だったのです。右も左もわからない中がむしゃらにアメリカでの仕事に数年間没頭し、

日本の淡路島に戻ってきてから数年後の29歳の時、初代の祖父と2代目の父が他界し、

同時に私が3代目として『竹原物産』の代表取締役に就任することになりました。

会社経営の知識がない中、現場の製造から、営業・販売までの仕事をしながら

これからどっちの方向を向いて進めばいいのか考えながらのスタートとなり、本当に大変だったのを

今でも覚えています。

会社の将来について考えていたところ、国内でも安価な外国産玉ねぎの影響で

『価格破壊』の流れがやってきた中、

私達は『淡路島産玉ねぎ』の価値を伝え続け、『顧客に選ばれ、求め続けられる存在』に

なることを目指し、徹底的に『美味しさ』『安心』『安全』な玉ねぎの販売を行うことを決意

しました。今でも全従業員、このことを念頭に置いて仕事をしております。」

 

事務局:「竹原社長、現在に至るまでいろいろな経緯があったのですね。ありがとうございます。

続いて、『競合他社に対して圧倒的な御社の強み』について教えていただけますでしょうか。」

竹原社長:「はい、やはり他社と違って弊社は玉ねぎの『生産から貯蔵・選果・加工・販売』までを

一貫して自社で行っていることが最大の強みだと考えています。

一昔前までは南あわじ市を中心に約200の農家さんと玉ねぎの取引をしていたのですが、

時を重ねるごとに農家さんの数が激減してきたため、弊社でも自社で畑を所有し、

『玉ねぎの生産』をはじめたことで、農家さんの生産の大変さを自ら知ることができ、

販売用・加工用の玉ねぎの確保も、

土壌改良により『甘くてえぐみが少ない』本物の美味しさを極めた

自社ブランド玉ねぎ『極味(きわみ)』の商品開発も試行錯誤の末に成功し、

おかげ様で今でも年々売上が順調に伸びております。

そして大型の『貯蔵庫』を所有することで、淡路島のみならず全国・海外からの玉ねぎのほぼ

通年貯蔵及び出荷が可能となっております。

さらに生産・収穫・輸送工程でどうしても出てくるキズもののB品を中心に、

自社工場で『オニオンソテー』『フライドオニオン』に加工することで、

せっかく作った玉ねぎを無駄にせず、より多くの収益機会を生むことができております。

ちなみに、弊社の『オニオンソテー』ですが、お取引先様からのご要望に応じて、

価格や品質面から玉ねぎを『淡路島産』『国産』『アメリカ産』『ニュージーランド産』

『中国産』から選んで頂き、使用用途に応じて、カット方法を『ダイス加工』『スライス加工』から、

ソテーする度合も軽く炒める90%の仕上りから長時間炒める15%など、

オーダーメイドの『オニオンソテー』商品のご提供ができるようになっております。

近年ではこれまでの『業務用卸売商品』に加え、『消費者向け小売商品』の商品開発にも

力を入れており、『淡路島産玉ねぎ』のみを使用し、化学調味料をなるべく使わず、

『子供たちが美味しく、安心して食べられるものを』のコンセプトにこれからも商品解発に力を

いれていきたいと考えております。」

 

事務局:「竹原社長、本日はありがとうございました。引き続き当法人も竹原社長はじめ

竹原物産の皆様の支援をさせていただきますので今後ともよろしくお願いいたします。」

淡路島で本物の玉ねぎの味にこだわる「竹原物産」さん

よろしければお問い合わせください。

 

『竹原物産株式会社』
〒656-0514 兵庫県南あわじ市賀集975
TEL:0799-54-0318 FAX:0799-54-0317
http://www.rakuten.ne.jp/gold/tamanegiyasan/